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エジプトのデモで思い出したデジタルディバイドという用語

私が高校生の頃、ウィンドウズ95の発売により爆発的に家庭用PCが普及し、ネット接続率が急上昇し、「デジタルディバイド」などという用語が流行したものでした。

情報の検索と収集に関してネットが持つ力は、それ以前のメディアと比べると天と地ほどの差があり、それを利用できる環境にあるものとそうでないものとで、大きな情報格差が生まれる、と。

当時としてはそんな憂慮がもっともらしく喧伝されていたわけですが、現在の状況を見る限りそれは杞憂であったとしかいいようがありません。

先日のチュニジア革命に続き、今回世界を震撼させているエジプトの騒乱も、原動力はtwitterやfacebookといったソーシャルネットサービスであったと言われています。

今回のデモを象徴するキーワードに「右手に石を左手に携帯電話を」というものがあったとか。

エジプトやチュニジアといった、それほど裕福とは言えない国であっても、これほどまでにネットが普及している現実を見て、高校生の頃の状況を知る私としては驚きを覚えずにはいられません。

それは途上国に限った話ではなく、日本でも同様です。

当時は、国内でも、ネットに繋げる人間とそうでない人間とに分かれ、後者は生涯情報社会から取り残される、というような悲劇的な予想がなされていたのに、今もしも同じ主張をすれば、その人は強制的に精神病院に入院させられても文句は言えないというほどの状況になってしまいました。

それどころか、かつて情報社会の敗北者と予想された層つまり貧困層ほど、ネットとのつながりが深くなったと見るのは間違った見方でしょうか?

外に出れば何をするにも金がかかる中で、ネットは2ch、mixi、ツイッター、ニコニコ動画などの魅力的なサービスがフリーで利用でき、その上月どれだけ使っても接続料は5000円もかからない、現代社会で最も金のかからない娯楽の一つとなってしまいました。

かつては金持ちしか利用できないと思われていたネットが、今では貧乏人の一番の娯楽になっていまい、時には貧困層をまとめ上げる道具としての役割まで果たすようになった。

これも歴史の皮肉の一種と言えるでしょう。

ランキング参加してます。よろしく( ´_ゝ`)ノ

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

昔言われていたほどネットは大したツールでも無かったですし(生活には必須ですが)
何だかんだ時間が経ってみるとどんな予測も行きすぎだということに気づきますね
エキセントリックな言論の方が面白くて受け入れられやすいのでしょうか

投稿: うにょ | 2011年2月 3日 (木) 03時51分

遊んでないで就活しろ

投稿: | 2011年2月 3日 (木) 12時30分

インターネットさえなければ堕落した大学生活をおくらず、普通に恋愛とか就職もできたのではないかと言う考えが、ふと頭をよぎりました。

投稿: プチメンヘラー | 2011年2月 3日 (木) 13時12分

新書でみた

投稿: | 2011年2月 3日 (木) 15時31分

ぼっちやコミュ障が発言出来る場となる第2の現実がネットでしょうね。

ただそれで余計に現実との剥離が起こってしまいコミュ障が悪化するのも事実。難しいですね。

やるおのように「打ち込んだものはキーボードです」とアピール出来る時代が来るのなら良いのですがね。

投稿: ジーニアス | 2011年2月 3日 (木) 16時28分

でもインターネットという場がなければ読書くんという存在を認識することは難しかったと思います。まさに未知との遭遇を可能にしたのでしょう。

投稿: ハゲチョビン | 2011年2月 5日 (土) 12時01分

最近、あなたを知ったのですが、けっこうまともなこと書きますね。 

才能あると思うし、あなたが採用されないのは少しもったいないですね。 

就職頑張ってください! 

投稿: 初コメです | 2011年2月 5日 (土) 19時36分

ウェブ上にはいろんな人種がいますよね。
SNSを利用して人脈形成やビジネス展開等リアルを充実させる人間がいる一方で、
ルサンチマンに駆られて誹謗中傷を繰り返すイタイ連中も存在する。
輝いている人間をますます輝かせ、堕落した人間をますます堕落させる。
ウェブは「情報格差」よりもむしろ「リアル充実格差」を生んでいると思います。

投稿: | 2011年2月 6日 (日) 06時51分

>うにょさん
新しいツールが登場したときに悲観的な未来予想がなされるのは世の常でもあります。
テレビや漫画が登場したときだって、それによって人間が白痴になるとか言われてたわけで。
10年後に今の発言責任負わされる心配はまずないのだから、過激なこと言ったもの勝ちですね。

>名無しさん
サーセン

>プチメンヘラーさん
それは私も思う瞬間ありますが、きっと幻想だと思うのです。

>名無しさん
新書レベルの大衆向け記事を沢山書けるようでありたい。

投稿: 読書くん | 2011年2月 7日 (月) 01時58分

>ジーニアスさん
ネットは、リアルに居場所のない非リアに光を与えると同時に、ますます彼らからコミュ力を奪うという功罪併せ持つ存在である点は忘れてはなりませんね。現状ではネットでの書き込みをどれだけ繰り返してもまず社会では評価されません。
リアルである程度のコミュ力を見につけるべく努力を続けていきたいところ。

>ハゲチョビンさん
ネットがなければ読書くんの存在もなかったし、ネット上の多くの魅力的な人間とも出会えなかった、そして、おそらくはリアルでもほとんど人と接点がなかっただろうから、真性のひきこもりのような、悲しい人生を送っていただろうと思います。
本当にネットがある時代に生まれてよかったと感謝にたえません。

>初コメさん
初めまして!
仕事をやる上での才能がなさそうなので、NNTになってしまったのが本当のところですが、何とか生きていくために職は見つけなければなりません。まあなんとかしていくしかないですね。

>名無しさん
どんなツールだろうと使う人間によってよくもなれば悪くもなるわけで、ぜひとも我々はネットのwise userでありたいものです。ネットには無限の可能性が秘められているのですから。

投稿: 読書くん | 2011年2月 7日 (月) 02時08分

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